経過を重視する女性と結果を重視する男性のコミュニケーションの差
働く女性から
上司や部下とのコミュニケーション
で相談を多々受けます。
男性の上司と女性の部下
女性の上司と男性の部下では、
コミュニケーションに悩む場面
は多いと思います。
以前も話したように
男女間にはコミュニケーションの差
があるのです。
男性は結果を重視
女性は過程を重視
する傾向があります。
女性から男性へのコミュニケーション
例えば
ある取引先と契約の話があるが、
価格交渉で折り合いがつかない。
こちらの提示額より
10パーセント上乗せを要求
されている状態。
これを上司に報告するとき、
女性の多くは

「先日、取引先と契約の話をしに行ったのですがあちらの部長さんがいらっしゃってなんだかペースがあちらのペースになってしまって私も交渉しようと試みたのですが~」
状況の説明、詳細な過程の話を
しがちなのです。
これが悪いとは言いませんが、
上司が男性の場合
「何が言いたいの?」
「簡潔に話して」
と途中で遮られる可能性大です。
決して、
上司の方を持つわけじゃないですが、
男性は結果重視な傾向あり。
男性上司は、
結果が見えない話を
聞いていられないのです。
だから話が長いと
言い出しちゃうわけです。
男性もあなたの話を
ききたくないとまでは
思っていないでしょうから

「先日の取引先との契約ですが、値段交渉で難航しています。
相手が10パーセント上乗せ要求している状態です。」
結果を先に伝えた上で、
「実はあちらの部長さんのペースになってしまって…」
とお話すれば結果のための流れとなり、
聞いてもらえますし、
長い!と遮られることも減るはず。
逆に
男性側は女性の特性を理解した上で
説明を簡潔にしてもらう必要があります。

男性から女性へのコミュニケーション
一方で
男性が女性に話す際も注意が必要です。
男性は結果を聞きたい
と思ってしまいますが
女性は経過を聞いてほしいもの。
もっと言うと、
その経過を聞いて『共感』して
ほしいと思っています。
とはいえ、
長い話を聞いていられないのも
男性の特徴なので

「色々大変だったでしょう。ありがとう。まずは結果を聞かせてくれないか」
労いと共感を示しながら
結果に誘導するのがベスト。
「何が言いたいの?」
「簡潔に話して」
なんて言ったら、
ギクシャクした空気になる可能性大。
陰で
「話を聞かない上司」
なんて叩かれることにも…
話が長いお前が悪いんだろー
なんて不毛な不快感を
抱かなくてすみますしね。
面倒と感じるかもしれませんが
人間関係がこじれる方がよほど
面倒だと思いませんか?
話を聞いてほしい女性から
話がわかる上司の称号を得られた方が
今後何か頼むときも頼みやすいはずです。

「あなたが色々話したいことは理解しているよ、そのうえで今は結果を教えてほしい」
共感の部分があると、
理解はされている感があるので
女性も納得して結果から話して
くれて簡潔にすむのです。
些細なワンクッションが
コミュニケーションの差といえますね。
女性の部下を持つ男性上司
男性の部下を持つ女性上司
上手にコミュニケーションを
取ってくださいね。
この記事を書いた人

- コミュニケーション達人会会長
- 『コミュニケーションが苦手』と言い切る鎖国主義な私が主催するコミュニケーション達人会。人との付き合い方、自分との付き合い方、そして今の時代避けることができないSNSで付き合い方(文章術)を紹介しております。
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